“聞洩”の読み方と例文
読み方割合
ききもら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
後悔してち百姓となり、無事に一生を送りしと、僕上野に遊んだ際、この穴を見たがおしいかな、土地の名を聞洩ききもらした、何でもき上に寺のある、往来の左方ひだりだと記憶している。
枯尾花 (新字新仮名) / 関根黙庵(著)
けれど、わたしは、いつも忙しく暮しているので、年けてから、用のほかはゆっくり話あった日がすくないので、どんな風に、あの物語につき、紫女しじょについて考えているかを聞洩ききもらしてしまった。