維摩経ゆいまきょう)” の例文
法華経ほけきょう廿八品にじゅうはちほんを歌に詠じたり、維摩経ゆいまきょう十喩じゅうゆを詠んだりしているところを見ると、学問もあった人には相違ないが、夫のおもてわざにしている文章の事などに
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
(『維摩経ゆいまきょう』に曰く、「もし生死しょうじしょうを見れば、すなわち生死なし。ばくなくなく、ねんせずめっせず」と)
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)
僕は国の中学にいた頃、友達にさそわれて、だいぶ学問のある坊さんの所へちょいちょい行ったことがあります。丁度その坊さんが維摩経ゆいまきょうの講釈をしていました。
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)