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終焉
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おわり
ふりがな文庫
“
終焉
(
おわり
)” の例文
戸灘瀬
(
となせ
)
の滝まで行って引き返し、田鶴子さんの
御所望
(
ごしょもう
)
に従って
小督
(
こごう
)
の塚というのに寄った。容姿を全幅とするものには死は絶対に万事の
終焉
(
おわり
)
と見える。
ぐうたら道中記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
もはや
終焉
(
おわり
)
か、と思って一同子供の
周囲
(
まわり
)
に集って見ると、復たいくらか収って、眠った。
芽生
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
ああ十八年間の我が命はこれが
終焉
(
おわり
)
なのである、どうぞ死んで後は消えてしまえ、さもなくば無感覚なものとなれ、ああこれが我が最後である
小
(
ちいさ
)
き胸に抱いていた理想は今
何処
(
いずこ
)
ぞ
愛か
(新字新仮名)
/
李光洙
(著)
それから『
聖書
(
バイブル
)
』にヨハネが千年後天魔獄を破り出て、世界四隅の民を惑わすと言ったを誤解して、紀元一千年が近くなった時全欧の民大騒ぎせし事、明治十四年頃世界の
終焉
(
おわり
)
が迫り来たとて
十二支考:03 田原藤太竜宮入りの話
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
終焉
(
おわり
)
も遠くはあるまいとのことであった。午後までも
保
(
も
)
つまいと言われた。
芽生
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
“終焉”の意味
《名詞》
生命が終わりを迎えること。また、そのとき。臨終。末期。最期。
物事の終わり。
(出典:Wiktionary)
終
常用漢字
小3
部首:⽷
11画
焉
漢検1級
部首:⽕
11画
“終焉”で始まる語句
終焉地
終焉記
終焉説