細々こま/\)” の例文
彼女は用心深く彼の視線をそらしつゝ何気ない世間話の中へ彼女の従姉いとこの不幸な結婚の話を細々こま/\と織り込んでいつた。
静物 (新字旧仮名) / 十一谷義三郎(著)
「では一度おびしたらどう。」と彼女が答へた。道助はすぐに同意した。彼女はその折りに食卓に並べる珈琲コーヒー茶碗や小皿のことなどに就て細々こま/\と彼に相談し初めた。
静物 (新字旧仮名) / 十一谷義三郎(著)