“紙腔琴”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しこうきん66.7%
シャルマンカ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
伴奏に紙腔琴しこうきんをまわしているばあさんの横顔が象徴的である。背景には岸近くもやった船の帆柱の林立がある。
映画雑感(Ⅰ) (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
おじさんの紙腔琴しこうきんに合わせて伴奏をするところも呼吸がよく合って愉快である。
映画雑感(Ⅲ) (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
「また僕に紙腔琴シャルマンカが何になるんです? 僕は、あんなものを肩にかけて門附かどづけをして歩くドイツ人とは違いますからねえ。」
それに次いでお目見得をしたのは*3紙腔琴シャルマンカであった。ノズドゥリョフは早速、二人の前で把手ハンドルを廻して見せた。