紙腔琴シャルマンカ)” の例文
「また僕に紙腔琴シャルマンカが何になるんです? 僕は、あんなものを肩にかけて門附かどづけをして歩くドイツ人とは違いますからねえ。」
それに次いでお目見得をしたのは*3紙腔琴シャルマンカであった。ノズドゥリョフは早速、二人の前で把手ハンドルを廻して見せた。
*3 紙腔琴シャルマンカ 長方形の箱の中に音を発する装置があり、楽譜を刻んだ紙を函の中央部に並んだ簧列こうれつの間にとおして把手を廻すと自動的に音楽を奏する楽器。