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紙一重
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かみひとえ
ふりがな文庫
“
紙一重
(
かみひとえ
)” の例文
ながいこと相離れていた父と子の心が、いまこそ
紙一重
(
かみひとえ
)
の
阻
(
はば
)
むものもなく、ぴったりと互いに触れあうのを感じた。
城を守る者
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
教育のないひとたちの犯罪が
如何
(
いか
)
に多いかと云うことがよくわかりますけれど、このひとたちの犯罪も、全く、善悪
紙一重
(
かみひとえ
)
のふんぎりが
利
(
き
)
かなかった、ほんのささやかな、くだらないところに
新生の門:――栃木の女囚刑務所を訪ねて
(新字新仮名)
/
林芙美子
(著)
紙一重
(
かみひとえ
)
の違いが、いつでも千里の外にそれる、それをお松は、運命というものは、いつもこうしたものだと、雄々しくもその時に思いあきらめて、更に新しい仕事を、新しい勇気を見つけては
大菩薩峠:41 椰子林の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
(
案
(
あん
)
の
定
(
じょう
)
、彼はこの事件では、一時は
全
(
まった
)
く犯人の
為
(
ため
)
に
飜弄
(
ほんろう
)
され、死と
紙一重
(
かみひとえ
)
の
瀬戸際
(
せとぎわ
)
まで追いつめられさえした)のみならず、彼がこの事件に
乗気
(
のりき
)
になったのには、もう一つ別の理由があったのだ。
魔術師
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
紙
常用漢字
小2
部首:⽷
10画
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
重
常用漢字
小3
部首:⾥
9画
“紙一”で始まる語句
紙一