“紋流”の読み方と例文
読み方割合
もんりゅう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
白い光の紋流もんりゅうみだれに美しくえあがって、深みのある鉄色かねいろの烈しさと、無銘ではあるが刃際はぎわの匂いが、幾多の血にも飽くまいかと眺められる。
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
同じ剣工のふいごから生まれる刀にしても、その紋流もんりゅうや切れ味や鉄質までが、あながち同一でないように、鋳型いがたにハメた大名の子にも、時には、飛んでもない異端者があらわれます。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)