“紅炎（ぐえん）” の例文

朕が眷属の闇きより闇きに伝ひ行く悪鬼は、人の肺腑に潜み入り、人の心肝骨髄（しんかんこつずゐ）に咬（く）ひ入つて絶えず血にぞ飽く、視よ見よ魔界の通力もて毒火を彼が胸に煽り、紅炎（ぐえん）を此（これ）が眼より迸（はし）らせ

二日物語 (新字旧仮名) ／ 幸田露伴(著)

“紅炎”の意味

《名詞》

紅い炎。

(「紅焔・紅焰」の「同音の漢字による書きかえ」)プロミネンス。
(出典:Wiktionary)

“紅炎”の解説

紅炎（こうえん、solar prominence）とは、太陽の下層大気である彩層の一部が、磁力線に沿って、上層大気であるコロナ中に突出したものである。英語のままプロミネンスと呼ばれることも多い。
太陽以外の恒星でも発生し、頻繁に表面での爆発を起こしているオリオン座V1355で2020年12月に観測されたプロミネンスは、秒速約1600キロメートルでV1355の重力を振り切って宇宙空間に放出され、質量は太陽表面における最大級のプロミネンスの100倍以上と推計されている。
(出典:Wikipedia)

紅	常用漢字 小６ 部首:⽷ 9画
炎	常用漢字 中学 部首:⽕ 8画