“紅毛氈”の読み方と例文
読み方割合
あかもうせん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私の最初の先生は、その箕面の滝と殆ど同じぐらいの温順さにおいて紅毛氈あかもうせんの上へ端然と坐して絵絹えぎぬに向っていた。そして私のために一本の竹を描いて見せた。
町家は軒へ幔幕まんまくを引廻し、家宝の屏風びょうぶを立てて紅毛氈あかもうせんを店へ敷きつめ、夕方になると軒に神燈をささげ、行水ぎょうずいしてから娘も父親も息子むすこも、丁稚でっち、番頭、女中に至るまで
めでたき風景 (新字新仮名) / 小出楢重(著)