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糸繰
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いとく
ふりがな文庫
“
糸繰
(
いとく
)” の例文
勿論
養蚕
(
ようさん
)
とか
地機
(
じばた
)
とか
糸繰
(
いとく
)
りとか、若干農村に縁のある内職も探し得たであろうが、何にしても労働が土と関係が薄くなるようでは
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
駄菓子
(
だがし
)
、
草鞋
(
わらじ
)
、
糸繰
(
いとく
)
りの道具、
膏薬
(
こうやく
)
、
貝殻
(
かいがら
)
にはいった目薬、そのほか村で使うたいていの物を売っている小さな店が一軒きりしかなかったのである。
おじいさんのランプ
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
野の
角
(
かど
)
に背を後ろに
日和
(
ひなた
)
ぼっこをして、ブンブン
糸繰
(
いとく
)
り
車
(
ぐるま
)
をくっている猫背の婆さんもあった。
名代
(
なだい
)
の角の
饂飩屋
(
うどんや
)
には二三人客が腰をかけて、そばの大釜からは湯気が白く立っていた。
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
糸
常用漢字
小1
部首:⽷
6画
繰
常用漢字
中学
部首:⽷
19画
“糸繰”で始まる語句
糸繰場