“粗鹵”の読み方と例文
読み方割合
そろ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天皇は此人達が天とし神として仰慕する処、もし裁判権の行使に粗鹵そろと誤断とあらば、之れ天に背き神に背くの大罪人なりと思つて居る。
公判 (新字旧仮名) / 平出修(著)
吾人は嘗て彼の原稿なるものを見しことあり、其改刪かいさんの処は必ず墨黒々と塗抹とまつしてけづりたる字躰の毫も見えざる様にし、絶えて尋常書生の粗鹵そろなるが如くならず。
明治文学史 (新字旧仮名) / 山路愛山(著)