“粉糠”の読み方と例文
読み方割合
こぬか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小使は又、麦作の話をしてくれた。麦一ツカ——九十坪に、粉糠こぬか一斗の肥料を要するとか。それには大麦の殻と、刈草とを腐らして、粉糠を混ぜて、麦畠にくという。
千曲川のスケッチ (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
東京などでよく聴く「粉糠こぬか三合あれば養子に行くな」という諺を、ここでは「イスンカ三合あればむこになるな」というそうだから、イスンカの粉糠に近いものであることはわかる。
食料名彙 (新字新仮名) / 柳田国男(著)