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こぬか
ふりがな文庫
“こぬか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
小糠
83.3%
粉糠
16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小糠
(逆引き)
見ると、奉公人の私でさへ
齋痒
(
はがゆ
)
いと思ひます。丁子屋家付きの娘で、旦那は
小糠
(
こぬか
)
三合の入聟ですもの、あんなに小さくなつて居なくたつて宜いやうなものですが——
銭形平次捕物控:223 三つの菓子
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
その時の、魂の上に落ちた
陰翳
(
いんえい
)
を私は何時までも拭ふことが出来ない。私は家のものに隠れて手拭につゝんだ
小糠
(
こぬか
)
で顔をこすり出した。下女の美顔水を盗んで顔にすりこんだ。
途上
(新字旧仮名)
/
嘉村礒多
(著)
こぬか(小糠)の例文をもっと
(10作品)
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粉糠
(逆引き)
小使は又、麦作の話をしてくれた。麦一ツカ——九十坪に、
粉糠
(
こぬか
)
一斗の肥料を要するとか。それには大麦の殻と、刈草とを腐らして、粉糠を混ぜて、麦畠に
撒
(
ま
)
くという。
千曲川のスケッチ
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
東京などでよく聴く「
粉糠
(
こぬか
)
三合あれば養子に行くな」という諺を、ここでは「イスンカ三合あれば
聟
(
むこ
)
になるな」というそうだから、イスンカの粉糠に近いものであることはわかる。
食料名彙
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
こぬか(粉糠)の例文をもっと
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