“筆画”の読み方と例文
読み方割合
ひっかく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その左りの端に、小さく南満鉄道会社総裁後藤新平と書いてある。書体から云うと、上海辺シャンハイへんで見る看板のような字で、筆画ひっかくがすこぶる整っている。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
では髑髏どくろは——と見ると、髑髏は宵のままで更に異状はなく、三藐院さんみゃくいんはと見れば、これも更に微動だもせず、文字を再び読み解いてみると、「置くは露」といったような筆画ひっかくは一つもなくて
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)