童心どうしん)” の例文
大人で童心どうしんを持ってるのと、子供が子供のまんまなのとは違うよ。大人で童心を持ってるその童心をむしろ普通の子供はちっとも持ってないんだ。
かの女の朝 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
少年小説を書いている間は、自分もまったく、童心どうしんのむかしに返る、少年の気もちになりきッてしまう。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その時のことも、まざまざと、童心どうしんにつよくきつけられてある。
宮本武蔵:02 地の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)