“立出(た)” の例文
そこで僕もおおいに歓(よろこ)んで彼の帰国を送った。彼は二年間の貯蓄の三分の二を平気で擲(なげう)って、錦絵(にしきえ)を買い、反物(たんもの)を買い、母や弟(おとと)や、親戚の女子供を喜ばすべく、欣々然(きんきんぜん)として新橋を立出(た)った。
非凡なる凡人 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)