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つきぬ
ふりがな文庫
“
突貫
(
つきぬ
)” の例文
直
(
じき
)
さそこに、すくすくと山の形さあらわれて、
暗
(
やみ
)
の中
突貫
(
つきぬ
)
いて大幅な樹の枝が、※のあいだに
揺
(
ゆす
)
ぶれてな、帆柱さ
突立
(
つった
)
って、波の上を泳いでるだ。
海異記
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
最早
(
もう
)
家はないのだが、
頽
(
くず
)
れて今にも
仆
(
たお
)
れそうな便所が一つ残っている、それにうまく
孟宗竹
(
もうそうちく
)
の太いのが、その屋根からぬっきり
突貫
(
つきぬ
)
けて出ているので、その
為
(
た
)
めに、それが
仆
(
たお
)
れないで立っているのだ
怪物屋敷
(新字新仮名)
/
柳川春葉
(著)
焼火箸を脇の下へ
突貫
(
つきぬ
)
かれた気がしました。
扇子
(
おうぎ
)
をむしって
棄
(
す
)
ちょうとして、勿体ない、観音様に投げうちをするようなと、手が
痺
(
しび
)
れて落したほどです。
神鷺之巻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“突貫”の意味
《名詞》
突貫(とっかん)
何かを突き通すこと。
敵陣に突撃すること。
一気に物事を行うこと。
(出典:Wiktionary)
突
常用漢字
中学
部首:⽳
8画
貫
常用漢字
中学
部首:⾙
11画
“突貫”で始まる語句
突貫亭