トップ
>
突支棒
>
つっかいぼう
ふりがな文庫
“
突支棒
(
つっかいぼう
)” の例文
突臥
(
つっぷ
)
したんだの、
俯向
(
うつむ
)
いたんだの、壁で頭を冷してるのもあれば、
煙管
(
きせる
)
で額へ
突支棒
(
つっかいぼう
)
をして、畳へ
踣
(
の
)
めったようなのもある。
吉原新話
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
まだ根も
碌々
(
ろくろく
)
張っていないらしく、下の方に三角形に
突支棒
(
つっかいぼう
)
を組んで植えてあるだけで、その突支棒がまた恐ろしく奇麗に緑いろのペンキで塗りたててある。
死せる魂:01 または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊
(新字新仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
「もうじき潰れるぞ」と暗い中で誰かがどなった、「
突支棒
(
つっかいぼう
)
をしなきゃだめだ」
さぶ
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
英吉はまた火箸を
突支棒
(
つっかいぼう
)
のようにして、
押立尻
(
おったてじり
)
をしながら、火鉢の上へ
乗掛
(
のっかか
)
って
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
半ばひしゃげたままの藤棚の方から、すくすくとこの屋台を
起
(
おこ
)
して支えた、
突支棒
(
つっかいぼう
)
の
丸太越
(
まるたごし
)
に、三人広縁に立って三方に、この干からびた大沼を見た時は、何だか
焼原
(
やけはら
)
の東京が恋しくなった。
甲乙
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
突
常用漢字
中学
部首:⽳
8画
支
常用漢字
小5
部首:⽀
4画
棒
常用漢字
小6
部首:⽊
12画
“突支”で始まる語句
突支