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突掛
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つっかか
ふりがな文庫
“
突掛
(
つっかか
)” の例文
「はっ、」と、
突掛
(
つっかか
)
る八ツ口の手を引張出して、
握拳
(
にぎりこぶし
)
で口の
端
(
はた
)
をポン、と
蓋
(
ふた
)
をする、トほっと
真白
(
まっしろ
)
な息を大きく吹出す……
露肆
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
まのあたり見る父は
鄭寧
(
ていねい
)
であった。この二つのものが健三の自然に圧迫を加えた。積極的に
突掛
(
つっかか
)
る事の出来ない彼は控えなければならなかった。
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
と、闇の中から、「
手を挙げろ
(
ハンド・アップ
)
‼」春田少年なにくそッと、身を沈めるとみるや声のした方へ
飛礫
(
つぶて
)
のように
突掛
(
つっかか
)
った。
危し‼ 潜水艦の秘密
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
私はそんなことを思って打壊された
痛
(
つら
)
い心と、面と向って
突掛
(
つっかか
)
られる荒立つ心とを
凝乎
(
じっ
)
と取鎮めようとしていた。他の二人も
暫時
(
しばらく
)
黙って座が変になっていた。すると饗庭が
別れたる妻に送る手紙
(新字新仮名)
/
近松秋江
(著)
「何だって、商売の邪魔をするのさ、あんたなんかに用はないよ」といきなり
突掛
(
つっかか
)
った。
青い風呂敷包
(新字新仮名)
/
大倉燁子
(著)
突
常用漢字
中学
部首:⽳
8画
掛
常用漢字
中学
部首:⼿
11画
“突掛”で始まる語句
突掛者
突掛草履