“空茶店”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あきちゃみせ50.0%
あきぢゃみせ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
空茶店あきちゃみせ葦簀よしずの中で、一方の柱に使った片隅なる大木の銀杏いちょうの幹に凭掛よりかかって、アワヤ剃刀を咽喉のどに当てた時、すッと音して、滝縞たきじまの袖で抱いたお千さんの姿は、……宗吉の目に
売色鴨南蛮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
すると、坂の中腹、少し平地ひらちになった草原と空茶店あきぢゃみせから、ひとりの武士、いたちのように顔を出した。
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)