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空巣狙
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あきすねら
ふりがな文庫
“
空巣狙
(
あきすねら
)” の例文
丸半日、氣のきかない
空巣狙
(
あきすねら
)
ひのやうな事をしてゐた平次も、その日の晝頃には、到頭シビレをきらしてしまひました。
銭形平次捕物控:001 金色の処女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
どだい考えが間違っていらあ、よく天草へいってくれ、
空巣狙
(
あきすねら
)
いはやめろってな! 住居を突き止めてどうする気だ? うん、おおかたこうだろう。
剣侠受難
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
ベラン氏は、僕を扉の外に残して、彼自身はまるで
空巣狙
(
あきすねら
)
いのように、そっと部屋の中に忍びこんだ。
宇宙尖兵
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
お見うけ申すところ、どなたかは知らぬが、ご風采も
賤
(
いや
)
しからぬ様子。まさか、
空巣狙
(
あきすねら
)
いではござるまい。何で拙者の屋敷へ、無断でお踏みこみなさるか、
仔細
(
しさい
)
がござろう、それを
鳴門秘帖:02 江戸の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それにもうそろ/\初子の亭主が勤務先から帰つて来るであらうし、晩飯の支度で勝手口の方が忙しくなるであらうから、さういつ迄も
空巣狙
(
あきすねら
)
ひみたいにうろ/\してゐる訳にも行かない。
猫と庄造と二人のをんな
(新字旧仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
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洗つてゐました、——そして二人が外へ出てゐるうちに、お勝手から
空巣狙
(
あきすねら
)
ひに入られて、隣の六疊に置いた着物を
盜
(
と
)
られたと、ひどく叱られました
銭形平次捕物控:310 闇に飛ぶ箭
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
それにもうそろ/\初子の亭主が勤務先から帰つて来るであらうし、晩飯の支度で勝手口の方が忙しくなるであらうから、さういつ迄も
空巣狙
(
あきすねら
)
ひみたいにうろ/\してゐる訳にも行かない。
猫と庄造と二人のをんな
(新字旧仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
待ちなよ、縛るのはわけもないが、縛つたのを解くのがむづかしい、——あの晩、この邊へ
空巣狙
(
あきすねら
)
ひが入つたといふことだ。町内だけで五、六軒は荒らされてゐる。
銭形平次捕物控:310 闇に飛ぶ箭
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
それにもうそろそろ初子の亭主が勤務先から帰って来るであろうし、晩飯の支度で勝手口の方が忙しくなるであろうから、そういつ迄も
空巣狙
(
あきすねら
)
いみたいにうろうろしている訳にも行かない。
猫と庄造と二人のおんな
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
「狐の嫁入見物で、どの家も空っぽになったところへ、
空巣狙
(
あきすねら
)
いが入ったんで」
銭形平次捕物控:112 狐の嫁入
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
それは大丈夫だ、此邊は貧乏人ばかりだから
空巣狙
(
あきすねら
)
ひやコソ泥は目を
銭形平次捕物控:264 八五郎の恋人
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
空
常用漢字
小1
部首:⽳
8画
巣
常用漢字
小4
部首:⼮
11画
狙
常用漢字
中学
部首:⽝
8画
“空巣”で始まる語句
空巣
空巣稼
空巣働
空巣同然