“あきすねら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
空巣狙90.9%
明巣覘9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ベラン氏は、僕を扉の外に残して、彼自身はまるで空巣狙あきすねらいのように、そっと部屋の中に忍びこんだ。
宇宙尖兵 (新字新仮名) / 海野十三(著)
お見うけ申すところ、どなたかは知らぬが、ご風采もいやしからぬ様子。まさか、空巣狙あきすねらいではござるまい。何で拙者の屋敷へ、無断でお踏みこみなさるか、仔細しさいがござろう、それを
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
先刻さっき大原君は僕の処へって来たが昨夜ゆうべ両親や叔父叔母が大阪から戻って来てそこへ自分が出迎い時間をおくらせたり明巣覘あきすねらいにお代さんの衣服きものを盗まれたりして大ゴタゴタがあったそうだ。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
空虚からあきにして出たから明巣覘あきすねらいが入ったのだ。泥棒泥棒
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)