穀物倉こくもつぐら)” の例文
四階のてっぺんに上がって、ドアをたたくことなしに親方はすぐ前のドアをおし開けて、穀物倉こくもつぐらのような大きな屋根裏やねうら部屋へやにはいった。
土をとばし、石塊いしころをとばし、まるで闘牛とうぎゅう穀物倉こくもつぐらのなかであばれているようであった。イワノフ博士は、どうしたであろうか。
人造人間エフ氏 (新字新仮名) / 海野十三(著)
グリンミンゲ城を人間が穀物倉こくもつぐらに使っているものだから、灰色ネズミたちは、ここを手に入れないうちは承知しょうちできないんだ、ということをちゃんと知っていたのでした。
よく見ると、この家は、小さな百姓家ひゃくしょうやではありませんでした。母屋おもやをはじめ、牛小屋や馬小屋があるばかりでなく、乾燥場かんそうばや、穀物倉こくもつぐらや、物置ものおきなどもならんでいました。
そいつは、ぬしのおくさんが大すきだったんだ。それで、そのおくさんをよろこばせてやろうと思って、とてつもなくでかい卵をうんでよ、それを穀物倉こくもつぐら床下ゆかしたにかくしておいたんだ。