移徙いし)” の例文
一定の居なく水草を逐うて移徙いしし、男は狩猟を主として傍ら各種の遊芸に従事し、女は美粧して婬をひさぐを業としていたらしい。
又「引越公私のさわぎ」と云ふより観れば、成斎も亦此書を作る直前に移徙いししたかと推せられる。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
五十川訒堂いかがはじんだうの文に「扈君夫人、移居福山、時君(忠琢)既致仕、而有此命、蓋特典也」と云ふは、此時の事であらう。是に由つて観れば、津山氏の移徙いしは忠琢が召された故である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)