“秋繭”の読み方と例文
読み方割合
あきまゆ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「わしはこれから一軒の荷元へ寄って、秋繭あきまゆの相談をすまし、その話の都合次第で、明日あしたにも江戸へ帰るとするから、どうだな、そこまで一緒に来てくれないか」
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それやあ、秋繭あきまゆの時ゃあよかったさあ。だが、いつも柳の下にどじょうはいねえってやつだ。百貫目もかついで行った荷が、今度あ二束三文どころか、何処の異人いじんめも、値もつけやがらねえんだ。
旗岡巡査 (新字新仮名) / 吉川英治(著)