わい)” の例文
「大分、お前、話、分るな」とおだてると、「さうか、そない、分るか。おつさん、わい、弁護士になろかしらん」
初代桂春団治研究 (新字旧仮名) / 正岡容(著)
そのあとで曰く「いつて見なはれおツさん、あの泥のとこへ。あの顔ようわいに似たるわ」(「喧嘩の仲裁」)
初代桂春団治研究 (新字旧仮名) / 正岡容(著)
「なあ今はん。これわい、きょう一円二十銭で買い立ての帽子や、上方者やからすぐ値段言う思いなはんなや」
寄席 (新字新仮名) / 正岡容(著)
わいも贅六やけど、私はつまり贅六の場違いや」
寄席 (新字新仮名) / 正岡容(著)
「なんとわいのすること無駄がないやろが——」
寄席 (新字新仮名) / 正岡容(著)