“祖神”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おやのかみ33.3%
おやがみ33.3%
ミオヤガミ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
山の祖神おやのかみが没くなるとまもなく子が無いことをかこっていた筑波の岳神夫妻の間にこれをきっかけに男女五人ほどのこどもができた。
富士 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
水の上に滌ぎたまふ時に成りませる神の名は、上津綿津見うはつわたつみの神。次に上筒うはづつの命。この三柱の綿津見の神は、阿曇あづみむらじ等が祖神おやがみいつく神なり。
民間には、其物忌みの例が残つて居る。常陸風土記を見ると、祖神ミオヤガミが訪ねて行つて、富士で宿らうとすると、富士の神は、新粟ワセ初嘗ニヒナメで、物忌みに籠つて居るから、お宿は出来ない、と謝絶した。
大嘗祭の本義 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)