磠砂どうしゃ)” の例文
如何どうしても完全な磠砂どうしゃにならない、くわうるにやかましくて/\たまらぬから一旦めにした。けれども気強きづよい男はマダ罷めない。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
それから今度は磠砂どうしゃ製造の野心を起して、ず第一の必要は塩酸暗謨尼亜アンモニアであるが、是れも勿論もちろん薬店くすりやにある品物でない。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
勿論もちろん製造の本人如何どうでもうでもして磠砂どうしゃと云う物をこしらえて見ましょうと云う熱心があるから、臭いのも何も構わぬ、しきりに試みて居るけれども、何分なにぶん周辺まわりの者がやかましい。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)