“碇(アンカ)” の例文
そんな騒ぎを載せたまんま、エムデンの居そうな方向へブラリブラリと漂流し始めた。二三百尋(ぴろ)もある海(ところ)で碇(アンカ)なんか利きやしないからね。通りかかりの船なんか一艘だって見付かりっこない。
焦点を合せる (新字新仮名) / 夢野久作(著)