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石版摺
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せきばんずり
ふりがな文庫
“
石版摺
(
せきばんずり
)” の例文
貰ったままで、好くも見ずに袂に入れた名刺である。
一寸
(
ちょっと
)
拾って見れば、「栄屋おちゃら」と
厭
(
いや
)
な手で書いたのが、
石版摺
(
せきばんずり
)
にしてある。
青年
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
わたしの眼に映じた新らしき女の生活は、あたかも婦人雑誌の表紙に見る
石版摺
(
せきばんずり
)
の彩色画と
殆
(
ほとんど
)
撰ぶところなきものであった。
十日の菊
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
山本氏は
石版摺
(
せきばんずり
)
の奈翁のやうに、腰に
拳
(
こぶし
)
をあてがつて、ぐつと
反身
(
そりみ
)
になつて教壇をあちこちした。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
これは何も今時出版する
石版摺
(
せきばんずり
)
の東京地図を嫌って
殊更
(
ことさら
)
昔の木版絵図を慕うというわけではない。
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
石
常用漢字
小1
部首:⽯
5画
版
常用漢字
小5
部首:⽚
8画
摺
漢検準1級
部首:⼿
14画
“石版”で始まる語句
石版画
石版
石版刷