“石場搗”の読み方と例文
読み方割合
いしばづ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
酒が回るにつれて、こんな話は古風な石場搗いしばづきのうたなぞに変わりかけて行った。この地方のものは、いったいに酒に強い。だれでも飲む。若い者にも飲ませる。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
まあ、吾家うちでも先月の三日に建前たてまえ手斧始ちょうなはじめをしたが、これで石場搗いしばづきのできるのは二百十日あたりになろう。和宮かずのみやさまの御通行までには間に合いそうもない。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)