“石堞”の読み方と例文
読み方割合
せきちょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この時館の中に「黒し、黒し」と叫ぶ声が石堞せきちょうひびきかえして、窈然ようぜんと遠く鳴る木枯こがらしの如く伝わる。やがて河に臨む水門を、天にひびけと、びたる鉄鎖にきしらせて開く音がする。
薤露行 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)