石像せきぞう)” の例文
もはや海底のはてまでも来たのではないかと思われる頃、それまで石像せきぞうのようだった博士は、やっとからだを動かしはじめた。
海底都市 (新字新仮名) / 海野十三(著)
たくさんの石像せきぞうが残っているし、また、昔、船で渡ってきた人たちが残していったものもあって、博物館のような島である。
無人島に生きる十六人 (新字新仮名) / 須川邦彦(著)
ロロー殿下は、まるで石像せきぞうのようにじっと博士のうしろに立っていた。そしてこの場のありさまに、殿下はいよいよこの地をはなれたいと思うにいたった。
海底大陸 (新字新仮名) / 海野十三(著)