まなぶた)” の例文
幮の中にまなぶたとぢてこやれども蚊に螫され居し足もすべなく
長塚節歌集:3 下 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
我が堪へてまなぶたたぎる日暮れ方雪はけはひに降り乱れつつ
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
真闇まやみにはまぎらふ光あらなくにまなぶたさとしにほひのみして
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
ひやき皿の上には山鳥のまなぶたしろし閉ぢしまなぶた
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)