トップ
>
瞭
>
はっき
ふりがな文庫
“
瞭
(
はっき
)” の例文
専門外のこととて
瞭
(
はっき
)
りしたことは判らなかったが、とにかく、簡単ながら、男湯の電気風呂へ、何かの仕掛けが
施
(
ほどこ
)
されていることだけは、誰にも
首肯
(
しゅこう
)
されたのであった。
電気風呂の怪死事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
自分のおちぶれたことが
瞭
(
はっき
)
りして来て、彼は涙を止められなかった。
地上:地に潜むもの
(新字新仮名)
/
島田清次郎
(著)
轟と凄まじい音と共に機体がスイと空に吸い上げられて、今迄太い細い線模様を描いていた地面が、忽ち野や山や人家が箱庭のように、小さく
瞭
(
はっき
)
り見える迄に収縮して了う。もう五百
米
(
メートル
)
の高空なのだ。
旅客機事件
(新字新仮名)
/
大庭武年
(著)
懐中電灯の
光芒
(
ひかり
)
が縦横に飛び動いて、
四辺
(
あたり
)
の状態をそれぞれの眼に
瞭
(
はっき
)
りと映して呉れた。そこは、上って見ると、こうも広々としているものかと思われる程、ゆったりとした天井裏であった。
電気風呂の怪死事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
瞭
常用漢字
中学
部首:⽬
17画
“瞭”を含む語句
明瞭
瞭然
瞭乎
瞭々
不明瞭
一目瞭然
明瞭度
妍醜瞭然
目瞭然
簡単明瞭