真統ほんとう)” の例文
玄関の隣の間から誰何すいかされたことを思い出して「あるいは意外に、真統ほんとうに意外に此処のすっかりを考えてあてているかも知らない。此処にいるおれのすっかりをだ。」
香爐を盗む (新字新仮名) / 室生犀星(著)
「全く真統ほんとうのことなんだ、嘘だと思っていてもよい。そのうちにできるようになるから。」
童子 (新字新仮名) / 室生犀星(著)