直樹なおき)” の例文
直樹なおきが家の附近は、三吉も少年時代から青年時代へかけての記憶のあるところで、同じ町中をえらぶとすれば、なるべく親戚や知人にも近く住みたい。
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
短く白髪を刈込んだ一人の客が、森彦と相対さしむかい碁盤ごばんを置いて、煙管きせるくわえていた。この人は森彦の親友で、みのる直樹なおきの父親なぞと事業を共にしたことも有る。
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)