“なおき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
直樹33.3%
直木33.3%
直記33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
直樹なおきが家の附近は、三吉も少年時代から青年時代へかけての記憶のあるところで、同じ町中をえらぶとすれば、なるべく親戚や知人にも近く住みたい。
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
短く白髪を刈込んだ一人の客が、森彦と相対さしむかい碁盤ごばんを置いて、煙管きせるくわえていた。この人は森彦の親友で、みのる直樹なおきの父親なぞと事業を共にしたことも有る。
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
前号には畏敬いけいする直木なおき三十五氏の「ロボツトとベツドの重量」というのが出た。
人造物語 (新字新仮名) / 海野十三(著)
直記なおきと云って、父とはたった一つ違いの年上だが、父よりは小柄なうえに、顔付眼鼻立が非常に似ていたものだから、知らない人には往々双子と間違えられた。その折は父もとくとは云わなかった。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)