“盛広”の読み方と例文
読み方割合
もりひろ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
正宗相伝の銀河にまが大湾おおのだれに、火焔鋩子ぼうしの返りが切先きっさき長く垂れて水気みずけしたたるよう……中心なかごに「建武五年。於肥州平戸ひしゅうひらとにおいて作之これをつくる盛広もりひろ
冥土行進曲 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
翌日出帆の上海シャンハイ行汽船の白切符を買って来いと命じて、私はその上海行きの長崎丸という汽船に乗って盛広もりひろの短刀と一緒に一切の事実を告白した遺書を残して、海中へ飛込む計劃である。
冥土行進曲 (新字新仮名) / 夢野久作(著)