皓々かう/\)” の例文
下弦げゞんつき皓々かう/\わたりて、金蛇きんだはしらすなみうへには、たゞ本艦ほんかん蒸滊機關じようききくわんひゞきのみぞすさまじかつた。
ころ/\と轉げると右に左に追ひかけては大溝おほどぶの中へ蹴落して一人から/\と高笑ひ、聞く者なくて天上のお月さまさも皓々かう/\と照し給ふをさぶいと言ふ事知らぬ身なれば只こゝちよくさわやかにて
わかれ道 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)