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皎々
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こう/\
ふりがな文庫
“
皎々
(
こう/\
)” の例文
尤も四月十五日で青空は一点の雲もなく、月は
皎々
(
こう/\
)
と
冴渡
(
さえわた
)
り、月の光が波に映る景色というものは実に凄いもので、
幽
(
かすか
)
に猿島烏帽子島金沢なども見えまする。
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
月が
皎々
(
こう/\
)
と
冴
(
さ
)
えていたのと、そこらに虫の音が聞えていたのとで、季節が秋であったことは確かであるが、つゞいて庭に下りた滋幹は、自分もあり合う大人の草履を突っかけたけれども
少将滋幹の母
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
月は
皎々
(
こう/\
)
と
隈
(
くま
)
なく
冴
(
さ
)
えて流へ映る、誠に
好
(
よ
)
い景色だが、高い処は寒うございますので
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
と是から
灯
(
あかり
)
を増し折から月が
皎々
(
こう/\
)
と
差上
(
さしのぼ
)
りまして、前の泉水へ映じ、
白萩
(
しろはぎ
)
は露を含んで月の光りできら/\いたして
居
(
お
)
る中へ
灯
(
あかり
)
を置きまして、
此方
(
こちら
)
には芸者が並んで居りますから
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
皎
漢検1級
部首:⽩
11画
々
3画
“皎々”で始まる語句
皎々冽々