皆具かいぐ)” の例文
皆具かいぐ取鎧とりよろうて草摺長くさずりながにザックと着なした大鎧おおよろいで茶室へも通れまいし、又如何に茶に招かれたにしてもただちに其場より修羅のちまたに踏込もうというのにはかま肩衣かたぎぬで、其肩衣の鯨も抜いたようななりも変である。
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)