“白鴎”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はくおう66.7%
かもめ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
白鴎はくおうを師としたが、居るうちにやはり弟子を過まるからと断わられ、その後は自力で大成し、江戸郊外の落合村の泰雲寺に住み六十六で終っている。
美しい日本の歴史 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
池のあたりを見廻すと、折柄春風に小波が立ち、紫鴛しえん白鴎はくおうが楽しげに飛び交いしている。
目をあげると、潮の満ちた川の上を、白鴎かもめの群が縦横に飛びまわっている。夏の夕暮は永く、空はまだ明るかった。
緑衣の女 (新字新仮名) / 松本泰(著)