“白点”の読み方と例文
読み方割合
はくてん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やはり貴女あなたの電子望遠鏡にうつった白点はくてん真先まっさきに探険するつもりですよ。途中いろいろと観測しましたが、あれは大きなあななんですネ。しかも地球にある階段に似たものが見えるんですよ。
月世界探険記 (新字新仮名) / 海野十三(著)
そもそも月世界つきのせかいは空気もない死の世界で、そこには何者もんでいないものと信ぜられていた。だから「危難の海」に現われたこの小さい白点はくてんは、月世界の無人境説むじんきょうせつの上に、一抹いちまつ疑念ぎねんを生んだ。
月世界探険記 (新字新仮名) / 海野十三(著)