“登戸”の読み方と例文
読み方割合
のぼりと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
レインコートを被つてゐた男は、田付たつけと云つた。番傘を差してゐた中年の方は、登戸のぼりとといふ名前だつた。
浮雲 (新字旧仮名) / 林芙美子(著)
丸山教の御開山様というのは、武州橘樹郡たちばなごおり登戸のぼりとの農、清宮米吉のことであります。
大菩薩峠:25 みちりやの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
かつて武州登戸のぼりとの丸山教の教祖様に似ていると感心させられたこともあり、木喰五行上人もくじきごぎょうしょうにんと比べられたこともありましたが、ここでは、鳩ヶ谷の三志様という人と比べられているのであります。
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)