発輦はつれん)” の例文
後村上天皇は、賀名生あのう発輦はつれんされたとも、まだともいわれ、いずれにせよその親衛軍を前駆に、近く都門へ還幸あるにはちがいない——
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
賀名生あのう行宮あんぐう発輦はつれんしていた後村上天皇は、住吉、天王寺などを経て、うるう二月二十九日、八幡やわたの男山にはいられた。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)