“瘧(ぎやく)” の例文
左様(さやう)でござります。殿「ハー是(これ)は瘧(ぎやく)だナ。井上「いゝえ瘧(ぎやく)とは心得(こゝろえ)ませぬ。 ...
華族のお医者 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
文政四年の元旦には、蘭軒の詩に生計の太(はなは)だ裕ではなかつた痕が見える。「辛巳元日作。昨来家計説輸贏。纔迎新年心自平。椒酒酔余逢客至。先評花信品鶯声。」人生は猶瘧(ぎやく)のごとくである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
帆は瘧(ぎやく)に——嗚呼(ああ)午後七時——わなわなとはためく恐怖(おそれ)。
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
あなや、また瘧(ぎやく)病(や)む終(はて)の顫(ふるひ)して
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)