トップ
>
異安心
>
いあんじん
ふりがな文庫
“
異安心
(
いあんじん
)” の例文
あの公教が伝統を尊び「服従」の徳を
讃
(
たた
)
えることを意味深く想う。あの
念仏宗
(
ねんぶつしゅう
)
が「
異安心
(
いあんじん
)
」を
誡
(
いまし
)
める心の必然さを想う。伝統の偉大は自然自らの力が働くことによる。
工芸の道
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
それから一向宗でいわゆる
異安心
(
いあんじん
)
、あるいは近世江戸で奇獄を起こした御庫門徒の信仰は、いずれもこの地方に今も盛んなる「隠し念仏」の一分派で、実は密宗の秘密念仏の教理から
雪国の春
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
神は僧を守り、僧は民を守り、民は寺を守り、そうして寺は神を守った。そこには固く結合せられた秩序があった。人々は教えに対し、自然に対し素直であった。
異安心
(
いあんじん
)
を彼らは務めて恐れた。
工芸の道
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
“異安心”の解説
異安心(いあんじん)とは、仏教各派において、正統とは異なった教義を指す語。とくに浄土真宗において用いられる。
浄土真宗においては、宗祖・親鸞が説いた「安心(あんじん)」とは異なると見なされた異端的な信仰、または信仰者が「異安心」として排斥の対象となった。同様の語に、異流、異義、異計、邪義などがある。
(出典:Wikipedia)
異
常用漢字
小6
部首:⽥
11画
安
常用漢字
小3
部首:⼧
6画
心
常用漢字
小2
部首:⼼
4画
“異”で始まる語句
異
異形
異様
異名
異体
異口同音
異議
異存
異状
異見