番方ばんかた)” の例文
ことにこの時は一番方ばんかたから二番方まで、十八時間ブッ通しの仕事を押付けられて、特別に疲れていたせいであったろう。
斜坑 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
五世弥五右衛門は鉄砲十挺頭まで勤めて、元文げんぶん四年に病死した。六世弥忠太は番方ばんかたを勤め、宝暦ほうれき六年に致仕ちしした。七世九郎次は番方を勤め、安永五年に致仕した。
興津弥五右衛門の遺書 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
新御番は、俗に「番方ばんかた」ともいわれた。
山彦乙女 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)